november16
「畑から逃げ出した野菜たち__グリシーヌ」
今回の八事石坂の家・食談会ゲストは「クラタペッパー」倉田浩伸さん 由紀さんご夫妻、そして「雑草料理研究家」前田純さん。初となるコラボ食談会です。
テーマは「畑から逃げ出した野菜たち」
【過去に世界一美味しいと言われていた胡椒。もう一度世界中の人に認めてもらえるよう。】「クラタペッパー 倉田浩伸」さんは、カンボジアの農家に先祖代々伝わる伝統的な農法にこだわり、1997年よりカルダモン山脈の麓で現地の方々と共に胡椒農園を開拓。
中世から60年代まで「世界一美味しい」と言われていたカンボジアの胡椒。しかし内戦により生産量は激減。
「ここから国づくりが始まる」という時からカンボジアという国の農業復興に携わっていらっしゃる倉田さんのお話を伺うと、「胡椒」への概念が変わります。
【身近な植物を食卓の逸品に。 】「雑草料理研究家 前田純」さんは、学生時代、京都大学 農学研究科農学専攻雑草学研究室にて雑草の遺伝子を研究。研究対象はチガヤとヨシ。現在は稲沢の圃場にて多種の雑草を栽培。
日本という地で昔から食べられてきた野草たち。それは本来は伝統的な知識や文化であったこと。しかし今では、人が自ずと食べ物を採取する必要もなくなり、他人に栽培や調達を任せるようになりました。
その結果、伝統は徐々に消え食べられることも無くなり「雑草」と呼ばれるようになってしまった野草も多々あるのだとか。
伝統を残したい、その価値を伝えたい。その想いが共通なさっているお二人から、植物の進化・変化についてお話しいただきます。
カンボジアと日本。それぞれの地での貴重な活動。
自然の環境で育つ在来種の強み、自然の環境で育つ植物たちの持つ力 。
フウトウカズラと、ハマダイコンから見出す共通項。
今回お召し上がりいただく「食」は、
郷土歴史・文化を取り入れ旬の食材を贅沢に使ったグリシーヌ(glycine)さんの「キュイジーヌ・レジョナール」辻村シェフの技術、
カンボジアの歴史を辿ってきた「クラタペッパー」、
薬効豊かな「雑草」と呼ばれている植物たち。
その三方の貴重なマリアージュをお楽しみいただきます。
「クラタペッパー 倉田浩伸」さんがご用意くださる胡椒の元祖・ピパーチ、
そして「雑草料理研究家 前田純」さんが栽培・採取した季節の野草をお料理に。一期一会のとても貴重な機会です。
植物のもつ力。知識を学び、良質な選択を。
●日時 2016年11月18日(金) 18時30分~
●参加費 11000円 【一般・レストラン塾会員】>http://resjuku.jp/index.php?yagotoishizaka]]
10000円 【八事石坂の家 会員】
●会場 八事石坂の家 グリシーヌ
(八事フランテの並び 最寄駅 地下鉄八事駅)
名古屋市天白区八事石坂654番地
TEL052-861-2500
参加ご希望の方は下記のフォームからお申し込みください。
お待ちしています。